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辺野古の弁証法 ポスト・フクシマと「沖縄革命」 山口泉:著 オーロラ自由アトリエ

¥1,980 税込

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いま沖縄で、何が問われ、何が闘われているのか? 「3・11」東京電力・福島第1原発事故以後、軍国主義ファシズムへと日本政府が狂奔するなか、琉球弧の人びとは顔を上げ、抵抗の声は止まない。
2013年に東京から沖縄へ移住、日本国家とウチナーとの懸隔を見据えつづける作家が、『週刊金曜日』『琉球新報』『沖縄タイムス』他の紙誌・インターネット等を通じ発信してきた、2011年~15年のメッセージ+書き下ろし論考。「戦後」最悪の状況下、破滅の淵に立つ日本を、沖縄と東アジア・ヨーロッパの両極から照射する、困難の極みの時代のクロニクル。写真多数。

■ 本書は「暗澹たる時代」に抗う闘いの書であり、沖縄と日本の無告の民を奮起させる喚起力に満ちている。辺野古での
闘いの本質を「沖縄革命」と規定し、普遍的な世界へ向う道筋と私たちが目指すべき社会像を示して読む者に迫ってくる。──新川明(詩人・評論家)

■ 著者は、権力によって叩かれれば叩かれるほどに強くなっていく今日の辺野古の闘いを「辺野古の弁証法」と命名しました。光栄の至りです。辺野古の闘いはこれからもしなやかにしたたかにそして粘り強く闘われていくことでしょう。大輪の花もしぼめられた蕾から花開いていくように。本書の出版は、燃え立つような情念と透徹した論理とを併せ持って人々
とその闘いを鼓舞し続けるものと思います。人々の「怒り」と「魂の叫び」を高らかに謳いあげ、闘いの最終的必然的勝利を確信せしめる本書の出版を心から祝うものです。──山城博治(沖縄平和運動センター議長)

◎ 怒りの書である。2011年末から昨年にかけて新聞や雑誌、著者のブログ等に発表された評論と、新たに書き下ろされた文章の随所から、この国の現状に対する著者の強い危機感がほとばしる。(略)だまされてはいけない。たとえば「感情に流されない理性的な議論を」といったフレーズが、原発に対する正当な恐れや怒りを、どれほど抑圧してきたか。だが、理性的とは、怒らないことではない。怒りを的確な標的に向けて過たず放つ。それが理性のはたらきだろう。勇気ある多くの正しい怒りが、相互の信頼に支えられて共振する。それが今、生き延びるために絶対必要なことだと、本書は訴えかけているようだ。──松村洋氏(音楽評論家)書評「怒りを的確な標的に向けて過たず放つ」(「週刊金曜日」2016年4月8日号)

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